こんばんは。更新空きました

いもこです。

ここ数ヶ月、結婚式を控えているとブログに書いてきました。
それが、つい先週、ちょうど熊本地震が起こって数日後でした。

私の親族と友人は熊本にたくさんおり、皆被災しました。
中には避難所に避難した人もおりました。
家の中は、どの家もしっちゃかめっちゃかだと聞きました。
家にヒビが入ったとも言われました。

結婚式は福岡市内で行う予定でした。
しかし、御存知の通り、熊本付近の交通網は一つ残らず寸断。
熊本からのゲストは物理的に会場に来ることが不可能になってしまいました。

そのため、結婚式は延期することに決めました。
余震が落ち着くか、交通状況はどうか、ゲストの気持ちはどうか。
そういったことを夜中じゅう、テレビとにらめっこしながら考えに考え、連絡を取り合い、
一睡もせず当日の明け方を迎えました。
当日のキャンセルとなるため、できるだけ早く会場に伝えなければと5時頃より会場に電話をかけ続け、元会社に直接メールを入れ、しかし当然に営業時間外。全く連絡が取れず、とても不安でした。
結局連絡が取れたのは7時20分頃。一安心しました。

両家の両親と私達の6人で会場に行くことに。
当日キャンセルは100%取られてしまうだろうと予想し(契約書にも記載あり)、自然災害であり人為的でないことを理由に、少しでも寛大に対応してもらえるよう両親からもお願いするつもりでした。

案内された待合室で待っていると、おそらく式場で一番えらい人がおいでました。
これから論争が始まってしまうのだろうか、お金がらみで、これまで仲良くしてきた式場と不仲になってしまったらどうしよう、と不安でどきどきしながら、話が始まるのを待っていました。

すると。

自然災害によるものであること、親族が物理的に多数来られないこと、これまで一生懸命準備してきたことを知っていること、何度も式場に連絡をしてくれた誠意などを考慮し、スタッフと会社とで話し合った結果、なんと一切料金を取らず、そのまままるっと延期をさせてくださると言ってくださいました。

私と旦那は、緊張と不安の糸が切れ、一気に号泣。
両親も安堵の表情で、何度もお礼を言っていました。

「これで全額取るって言われたら、私達可哀想すぎ!」なんて、少しでも式場を疑っていた自分が恥ずかしいと思いました。

そのあと、私達のために完璧に準備された挙式会場、披露宴会場、装花、トイレの装飾などを拝見しました。
嬉しくて、申し訳なくて、でもどうしようもできなくて、もどかしい気持ちでいっぱいになりました。
式場の方への感謝の気持ちをもっと込めた結婚式にしようと思いました。

最後に、使うはずだったブーケをプレゼントしてくださいました。
2種類用意してくださっており、片方のブーケは半日かけて作ってくださったとのことでした。
本当に、ぱっと見たらなんでもないブーケも、よく見れば本当に細かく作りこまれていて
心を込めて作ってくださったんだということが心に直接響きました。

気づけば、すべてのスタッフさん方が集まってくださっていました。
思わず涙が溢れる私達を見て、一緒に泣いてくださる方もいらっしゃいました。
そんな温かい、素晴らしい式場。
選んでよかった。

落ち着いたら必ず。
それまでは、故郷の復興支援を、微力ながらしていきたいと思います。

熊本、元気でがまだずばい!

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集